トリミングリードの着用

sweet dog’sでは、トリミングテーブルの上に犬(小型犬・中型犬)を乗せている間、リードを外すことはありません。

トリミング中、とてもお利口で暴れない犬でも、
フセの姿勢をしている時にも、
トリミングリードを必ず着用して施術させて頂いています。
犬がトリミングテーブルから離れる時以外、リードを外すこともトリマーが離れることもありません。
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気管虚脱の持病があるポン太くん☆
いつもリードはたすき掛けや,胴に回して安全を確保します。
今のところトリミング中、一度もむせたりせき込んだことはありません♥

気管虚脱や頸椎の問題を抱えている場合には、リードをたすき掛けにして首を圧迫しないように行います。
犬がフセをしていたい時には無理に立たせず、リードの長さを緩めて苦しくないようにしています。
顔や首周りのカットの際には、首ではなく胴体にリード移動して行うようにし、リードを外すことはありません。
唯一、大型犬のトリミング時のみ、リードを掛けずにトリミングさせて頂いています。

sweet dog’sでは、トリミングリードは犬の命を守るため・犬の疲労を最小限にするために、必要なものだと考えています。
高さのあるテーブルの上で、「万が一」犬が足を踏み外したら、飛び上がって落下したら、即・命にかかわります。
お客様の出入りの時には自分のお迎えを期待して興奮したり、窓の外を走る自転車や子供の姿を追いかけたくなったり、爪切りや肛門腺絞りが嫌で暴れる犬も多いです。
トリミングテーブルの高さを怖がらず、ためらいもなく飛び降りようとする勇敢な犬もいます。
他の犬の吠え声や、慣れないトリミング道具などに驚いた時など、いろいろなケースで犬が飛び上がったり足を踏みはずす可能性は常にあり得ます。

大切な命を高いテーブルの上に乗せる時には、「万が一」の「万」を十万にも、百万にも、千万にもしたいということが、私の想いです。

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四肢の関節がとても緩く不安を抱えているスーくんは、トリミング中いつもフセをしたがります。
どうしても立っていないとできない時以外は、できるだけ楽な姿勢をしてもらいます♥
フセの姿勢で落ち着いている時も、リードは必ず使用させて頂いています。

犬は本能として、動ける範囲が広いほど興奮が高まります。
好奇心が旺盛でじっとしていられない犬、苦手な事で暴れてしまう犬、自分を守るために咬みつこうとする犬、いろいろな犬がいますが、どのケースも、興奮時の動きをある程度制限することで、興奮し続ける時間と興奮の度合いを最小限にすることができます。

トレーニングされている犬が、散歩の時にリードを短く保つことも、犬の習性・本能をふまえ、刺激の多い環境でも落ち着いて過ごせるようにしているためです。
犬の散歩時に犬の命を守るため、トラブルを防止するためにリードを使用するのと同様に、高い台の上に大切な犬を乗せる時には、必ずリードを使用することを徹底しています。

興奮させない・興奮状態を早く鎮めることは、安全なトリミングに欠かせないだけでなく、数時間施術される犬の体力の消耗を最小限にするというメリットもあります。

そうはいっても、犬が興奮してしまう時でも、リードで吊り上げることはしていません。
犬が苦手な事をする時、興奮して危険な時には、必ず人員を増やして人の手で安全に補ていをし、犬と担当トリマーの両方の負担を軽減することを徹底しています。

大切なお客様の犬を高い台に乗せ、刃物を使用するだけでも、向き合うトリマーは常に緊張状態にあります。
そのうえ、ノーリードで作業をするとなると、犬の動きを察知し制限する左手に意識が行きすぎれば犬に余計な力をかけることになったり、トリマーの集中力を分散し、犬とトリマー両方の負担を大きくします。
sweet dog’sのトリマーの左手は、犬の様子を感じながら安心感を与え、優しくかけ引きを行うように徹底させています。
犬の命を守るためだけでなく、犬と向き合うトリマーに少しでも気持ちに余裕を持たせるためにも、トリミングリードは重要な役割を果たします。
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首周りのカット中のムサシくん★
超臆病さんで敏感なムーちゃんが飛び上がっても、守ってあげられるように!
リードは体にかけて安全対策!

「トリマーが犬と向き合う時、できることでも無理をしない。」
これは私が毎日のように口を酸っぱくして言っていることです。
トリマーの負担は犬の負担。
無理をすれば無意識に力が入る。
力が入れば犬が嫌がる原因を作る。
嫌になれば動きが強くなったり犬を構えさせることになり、犬の精神的負担を増やすことにつながります。
犬を嫌がらせることが多くなるほど、トリミングは難しくなり、トリマー自身を追い詰めることになります。
犬を大切にする・思いやりを持てる心の余裕が、犬の為にもトリマーの為にもなることを確信しています。

トリマーが完璧を目指して無理をすること・嫌がる犬に無理やりにすることは犬にとって良いことはありません。
できるだけトリマーの心に余裕を持たせるために、時間に追われることのない様に予約管理をし、設備・環境を整え、施術方法やルールもスタッフと話し合いながら、犬との向き合い方を日々見直しながら現在のsweet dog’sのトリミングに至っています。

大型犬にリードを使用しない理由は、
大型犬の力に、リードを付けるアームが耐えられない場合があること。
大型犬のトリミング時は、トリミングテーブルの高さを低くして作業するため、犬が飛び降りても怪我をするリスクが低いこと。
大型犬が本気になったら、私たちの力で制御することができないため、リードで吊ったまま暴れたり飛び降りたりした時の方が、重い体重の負荷が首に集中し命にかかわる大きな怪我に繋がる危険が高いことなどがあります。
動きの激しい大型犬の場合には、リードを首にかけるのみで、トリミングアームに繋がずにトリマーの手で安全を確保します。
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毎月来てくれているベテランのマコさんはトリミングテーブルの上で大人しく身を任せてくれます☆
sweet dog’sで使用している大型犬用トリミングテーブルは床上約65センチ。
健康な大型犬なら、飛び降りても怪我をする高さではありません。
(大型犬の場合は特に、暴れてしまう犬・肥満犬・高齢犬のトリミングは容易ではありませんので、犬の状況・年齢によって安全のために人員を確保するため、追加料金を頂く様になります。)

いかなる場合でも、お客様のご来店時や電話に出る際、道具を取るために移動をする時には、一旦トリミングテーブルから犬を降ろし、ゲージに移動するか抱いたまま一緒に移動することを徹底しています。

どんなに大人しい犬でも、命綱であるトリミングリードを外して作業することはありません。
犬が苦しく感じるほど吊り上げることのないように、細心の注意をはらってグルーミングさせて頂いております。

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