マダニが媒介する感染症、
SFTS=「重症熱性血小板減少症候群」は、主に原因となるウイルスを持つマダニにかまれることで感染する感染症で、
発症したネコやイヌからヒトに感染するケースも報告されています。
今シーズン(2025年7月8日現在)すでに過去最多の患者数となっており、NHKが各地の自治体に取材したところ、
静岡県、愛知県、三重県、香川県、宮崎県の5つの県で少なくとも9人が死亡したと報告されているそうです。
また、これまでヒトやペットの感染が確認されていたのは九州から東海地方にかけてでしたが、
先月、関東地方では初めて茨城県でネコの感染が報告されています。
分かっているだけでこの数字ですが、SFTSは、発熱が主な症状で、他の感染症との区別・診断がされにくいため、
発表されている数字はあくまでも目安とされています。
実際にはもっと多くの命が失われていると言われており、獣医師が罹患した例もあります。
すべてのマダニがウィルスを持っているわけではありませんので、マダニに噛まれたら必ず感染するということではありませんが、
犬にマダニが付いたことが分かったら様子の変化がないか注意して観察する、
人が刺された場合にも発熱やだるさ等の不安のある時にはマダニに刺されたことを伝え、病院で診てもらうと安心です。
マダニ予防へのご理解・ご協力を重ねてお願い申し上げます<(_ _)>
宇都宮 犬のトリミングサロン
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