マッシュくん☆

IMG_1241.JPGシルバーダップルのMダックス、マッシュくんです!
とってもきれいな被毛で、ブローをしたらとってもツヤツヤ☆

私も2頭のダックスのパートナーがいるので、ダックスが来てくれると執着…してしまうのは、自分でも抑えきれません(笑)

トリマーになろうと思ったきっかけをくれたのもダックスでした。

私は、物心ついたころから猫と暮らしてきました。
そのこが、19歳で亡くなった時、こんな思いをするくらいなら2度と動物と暮らすことはできないとショックを受けましたが、数年後、愛らしいダックスに一目ぼれしてしまいました。。。

ダックスフントに夢中になり、毎日ダックスの本ばかり読んでいた時に、ダックスレスキューという活動をされている方の記事を見ました。
その頃、すごくダックスブームで、ペットショップでもダックスばかり並んでいた時期でした。
「吠えるから」 「吠え声が大きいから」 「トイレを覚えてくれないから」 「病気をしてお金がかかるから」 
マズルを針金で縛られたまま捨てられたダックス、ゲージに入れられたまま衰弱して捨てられたダックスの写真とともに、ペットブームの裏で人の都合で捨てられている動物たちがたくさんいることを紹介しているものでした。

意思があるのだから、言葉を持たない犬が吠えるのは当たり前のことです。
生きているのだから、病気にだってなってしまいます。
信じられない現実を知った時、動物と暮らす多くの人に、人の都合でつらい目に合っている犬たちの現状を伝えていける仕事がしたいと思いました。

私が初めて迎えた犬は、何も知らずに、ペットショップで購入しました。
いとおしいこの子を産んでくれた母親はどこにいるのだろうか。
一緒にショーケースに入っていた兄弟犬は、幸せに暮らしているのだろうか・・・。
自分のコをいとおしく思えば思うほど、どこでどのようにして生まれてきたのか知りたくなりました。

しかし、トリマーになり、ペット業界を知れば知るほどに、残酷な事実を見聞きします。
ペットショップでは、たくさんの愛らしい子犬・子猫が安価で販売されています。
たくさんの動物をショーケースに並べて安価で売るために、悲惨な繁殖が当たり前のように行われています。
売れ残った仔犬・子猫がどうなっているのか、公表されることはありません。
そして保健所では毎年、何十万頭もの犬猫が処分されています。
動物保護施設では、数えきれないほどの犬や猫が新しい家族を求めています。
疑問を感じずにはいられません。

発展するペット業界の裏で、不幸な一生を終えている動物たちのために、私にも(誰にでも)できることは 「伝える」 こと。
知らないことで起きている不幸をなくすために。

今日はちょっと長くなってしまいました(^_^.)が、最後に是非読んでいただきたい本をご紹介します。

「ばっちゃん -助けられた繁殖犬たちー」 (小学館 定価¥1,400-+税)という本です。

繁殖犬の現実を、子供にも読みやすいように作られた本です。興味のある方は読んでみてください(^_-)
お店にも展示させていただいております。(今は貸し出し中・・・)
この本のあとがきが、いつも私の心にひびいています。。。