県内ブリーダーの飼育放棄

県内のブリーダーが、利益のために犬を使い捨てにする事件が発覚しています。
里親の募集、保護してくださる方の募集をしています!!
詳しくは、リンクしているチロタと里親会のブログをご覧ください。

県内でも、利益を追求し、悲惨な繁殖をしているブリーダーはたくさんいます。
この件は、氷山の一角です。

ペットショップが発展するほど、安易に仔犬が「製造」されています。
悪徳ブリーダーのもとでは、数多くの犬たちが、商業的な繁殖により使い捨てられ、残酷な一生を送っています。

犬を手に入れるときには、ペットショップではなく、直接ブリーダーから購入する、または里親を待っている犬を迎え入れていただきたいと、切に願います。

十数年共に暮らす家族を迎え入れるのですから、自ら足を運び、どんな環境で飼育されているのかを自分の目で確かめてから選んでいただきたいのです。

飼育環境の清潔さ、日当たりや自由に動き回れる環境の有無、飼育犬の毛艶や表情、健康状態、また、生後7週齢未満の仔犬を、母犬・兄弟犬から引き離さず飼育していることを確認すること。
また、犬種により、生涯かかる費用や習性・体質などに差があるので、見た目だけでなく、本当に生涯責任を持って世話をできるのかをしっかり把握すること。
よいことばかりでなく、犬を飼うことのリスク・デメリットの説明をしてくれるブリーダーを選ぶこと。

犬種にこだわらなければ、里親を待っている動物もたくさんいます。

何も知らずにペットショップで犬を購入した方を責めたいのではありません。
私自身も初めて犬を迎えたとき、犬を手に入れる=ペットショップだと思っていました。

しかし、ペットショップで大量の動物を安価で展示するために、病気の予防もされず、粗悪な最低限のエサを与えられ、日に当たることもなく、自由運動もできないゲージの中で、仔犬を産む道具として、一生を終えている動物たちがたくさんいるのが現実です。

私たち、買う側が賢くならなければ、この現実を変えることはできないのです。
犬を本当に大切に飼育しているブリーダーは、自分の仔犬を感染症の危険にさらして、どんな人にもらわれるのかわからないペットショップに、犬を卸したりしないはずです。

不幸な犬を作り出さないためには、現実を伝える事。
犬に携わる者として、この仕事で糧を得るものとしての責任であると思っております。

私一人の力で、この現実を変えることはできませんが、1頭でも多くの犬が幸せな環境で、生命を全うできますことを、また、一人でも多くの人が、本当の意味での愛犬家として、愛らしいパートナーと共に、健全でより充実した毎日を過ごせる社会になることを、心より願っております。