メルくん

IMG_3613.JPG愛しのメルくんです!(^^)!
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マイクロバブルのお風呂で「ぷは~っ」っとしているメルくんもいい男です☆

メルくんは、2・3か月に一度のご来店ですが、爪があまり伸びていないんです。毎日何回もお散歩してもらっているから、削れているんです(p_-)

迷子ちゃんだったメルは、sweet dog'sの保護犬でした。
3週間私と一緒に過ごしましたが、その間、1度も室内でおしっこをしなかったので、トリミングの合間ごとに何度もお散歩をしていました。

メルくんを迎えて下さる里親様は、室内トイレの習慣がないため、たくさんお散歩が必要なことをご理解いただいた上で、温かく迎えて下さいました。
メルくんにおしっこを我慢させないように、毎日ご家族で何度もお散歩に連れ出してくださっているんです♫
しかも、ちょこっとトイレに・・・の、つもりで出ても、元気いっぱいのメルくんはたくさん歩きたがって、結局たくさん歩かされている(笑)らしく、ご近所なので、しょっちゅうお散歩中のメルくんを見かけています。
私を見つけると、しっぽをブンブン振って抱きついてきてくれます(*^_^*)

お店をオープンした直後にメルくんとの出会いがあり、いろいろなことを考えさせられました。
愛護センターや警察、思いつく限りの所にチワワを保護していることを伝え、下野新聞にも載せて頂き,貼り紙もして歩きました。手を尽くしたのだから、探してくれている家族がいるならば、絶対うちの店にたどり着くはず…と信じていました。。

メルくんの家族を探している間、行政の方に面倒がられて、あからさまに嫌な態度を取られたりしました。
日に日に私になつく、行き場のない小さなメルが、私に心を開いてくれるほど、毎日身を引き裂かれるような思いになりました。家族のもとに1日も早く返してあげたい。私の必死な思いは、愛らしいメルの存在が大きくなればなるほど、怒りへと変わっていきました。
犬を物としてしか扱わない社会への怒り、メルを探してくれない元家族への怒り、メルを引き取ってあげられる経済力のない自分への怒り。。。

いつか、人の都合で不幸になっている動物たちを救っていく活動をしていきたいと思い、トリマーをめざし、お店を持ちました。
開業したときは、いつか、お店が軌道に乗ったら・・・。いつか、うちのコ達を養える十分な力が付いたら・・・。
いつかいつか・・・。と考えていました。

メルと出会ったことで、「いつか」では遅いことに気が付きました。
もしメルくんがセンターに運ばれていたら。もう、とっくに命を奪われていたのですから。

井頭公園に大好きなパパに抱かれてお散歩に行くメルの姿も、お庭の手入れをするママの足元でくつろぐメルの姿も、見ることはできなかったのですから。

私に動物を保護する力がなくても、今の私にもできる事を続けていきます。
もし時間が空いた時には、私のブログを見るついでに、リンクしている壬生里親会さんや、らふわふさんのHPを覗いてみてください。
私にとってのメルくんが、たくさんいます。
里親に興味がなくても、壬生里親会さんやらふわふさんのHPをじっくりと読んで頂ければ、動物愛護への知識や理解を深めて頂けると思います。

伝える続けることが、一つの命を繋げることになるかもしれません。